読書


 父が友孝に期待したのは、”知的好奇心”を持ってもらいたい、ということでした。
 まず、実行したのは、絵本の読み聞かせです。
 しかし、間もなく、「読んで! 読んで!」と、うるさくせがむようになり、悲鳴を上げた父は、「ひらがな つみき」を使って、文字(平仮名)を覚えてもらったのです。2歳6カ月のときでした。

 それからというもの、電車に乗れれば駅に着くたびに駅名を読み、旅館のケース内の商品名を読んで、フロントの人に驚かれたことがありました。 朝はやく、親が寝ている枕元で黙々と本のページをめくっている光景が見られるようになりました。 

 入院生活が多かったので、その分、他の子供たちより読書量は多
かったと思います。
 本は、母親が選んで与えたり、本人がリクエストしていました。

 下は、没後、「伏見文庫」として母校に寄贈された、友孝の書棚
です。

 


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